穀物中心の食事

穀物中心の食事が大事

、つまり「動物食」です。これには、卵や乳製品といった、動物が生み出すものも含まれます。三つめの工場を由来とするものというのは、人間が化学的に作り出した食品、つまり化学調味料やさまざまな食品添加物、精製塩や精製された砂糖、人工甘味料など。そして、それらのものが使われている加工食品も含みます。大地を由来とするものは、食用可能なものであれば、基本的には食べてはいけないものも、量的な制限もありません。 一〇〇%食べてもいいと考えてください。しかし、動物を由来とするものは、摂りすぎは血液をドロドロにしたり、胃相・腸相を悪くするので、 一定量以下に控えることが必要です。

 

人間の食事は、最低でも全食事量の八五%以上を大地を由来とする植物食で摂れば、その残りは動物食を摂ってもいいと、私は考えています。大地由来のものが八五%、動物由来のものが一五%。これでもう一〇〇%すべてです。工場由来のものを食べる必要はありません。「工場」で作られたものに「命」は宿っていないからです。工場由来の食品は、食べられるものであっても、命を養うことはできないのです。

 

ですから、理想をいえば、工場由来の食品は〇%、何も食べないほうがいいのです。しかし、工場で作られた食品をすべて避けることは、現代人にとってはかなりむずかしいことです。事実上不可能といってもいいでしょう。私自身、〇%ではありません。でも、だからこそ、植物食はなるべくよいもの(安全なもの)を選びミラクル・エンザイムの体内保有量を増やすとともに、動物食の過食を控え、ミラクル・エンザイムの消耗を防ぎ、体を思いやった食事を心がけることがとても大切なのです。

 

そんな穀物中心の食事が崩れはじめたのは、日本が高度成長期に入り、それまで高価だった肉が安く手に入るようになったからです。そして、ちょうどこのころから、日本人に肥満が増えはじめます。

 

肥満が問題になったとき、真っ先に攻撃されたのは主食の「ごはん」でした。ごはんエネルギー源として非常に優れているため、「太りやすい食品」という誤ったレッテルが貼られ、避けられるようになってしまったのです。しかし、お米に限らず、穀物を食べると太るというのは間違いです。もし穀物中心食をしていて太つたとしたら、それは正しい食べ方をしていないからです。米も麦も人間にふさわしい食べ方をしていれば、けっして肥満を招くことはありません。穀物の正しい食べ方というのは、「未精白穀物」を食べるということです。米なら玄米、小麦粉なら全粒粉、おそばもそばの実の芯だけを使った真っ白なものではなく、全粒そば粉を使ったものを選びましょう。なぜ精白しないものがよいのかというと、精白してしまうと穀物に豊富に含まれているはずの「命」が失われてしまうからです。