「フレッシュ」なものを選ぶことが大事

「フレッシュ」なものを選ぶこと。

まず一つは「フレッシュ」なものを選ぶこと。加熱調理をすると、食物についている雑菌も死滅させられるので、少々鮮度の落ちたものでもおなかをこわすことはありませんが、生食する場合は、食べ物についている菌も生きたまま体内に入ってくるので、新鮮なものを選ぶことがとても大切です。そしてもう一つは「よくかむ」ことです。生のものは野菜でも肉でも魚でも、火を通したものと比べるとそれ自体に酵素が含まれているので消化はよくなります。それでも、日の中で完全にドロドロになるまで、目安としては五十?七十回ぐらいかむようにしてください。また生の食材、とくに魚には「アニサキス」のような虫が寄生している場合があるので、その害を防ぐ意味でもしつかりかむようにしましょう。よくかみ、唾液と食べ物をしっかり混ぜ合わせることが、胃腸に負担をかけずに栄養素とエンザイムを吸収することにつながります。エンザイムをもっとも多く保有している食べ物は、じつは「果物」です。

 

 

フルーツほどエンザイムに満ちあふれたすばらしい食べ物はありません。どんな食べ物も、フレッシュなものであればエンザイムが含まれていますが、その量となるとさまざまです。概して動物由来のものより植物由来の食物のほうがエンザイムは豊富ですが、植物由来の食物のなかでも、フルーツは飛び抜けて多くのエンザイムをもっています。どんな食べ物も、消化吸収する際には、体内のエンザイムが消費されます。エンザイムの豊富な食物がよいとされるのは、そうした失われるボディ・エンザイムを少しでも補給することができるからです。ところがフルーツの場合は、フルーツ自身がもっているエンザイムだけで、そのフルーツ自身を消化吸収するために使われるエンザイムを完全に補うことができると私は考えています。

 

 

さらに、フルーツの種類によつては、自分自身を消化吸収しても、まだありあまるほどのエンザイムをもつているものまであります。パパイヤ、パイナップル、イチゴ、キウイなどは、そうしたエンザイムを大量に含むフルーツの一つです。ほかにも完熟バナナは、熟すことにより、含まれる炭水化物の多くがグルコース(デキストロース)に変化するため、通常のバナナとは比較にならないほど多くの消化酵素をもつ食べ物となります。昔から病人のお見舞いにはフルーツがつきものですが、そこには果物に豊富に含まれるエンザイムが、自然治癒力をアップさせる効果があることを知っていた先人の知恵が感じられます。