浸す時間

浸す時間

これは、玄米の量が三合に対し、副穀物が大さじで五?七杯程度となります。何種類もの副穀物を、ごはんを炊くたびに量るのは面倒なので、うちでは透明の密閉容器にあらかじめ副穀物をすべて入れておき、使うときによく振り混ぜたものを計量スプーンで量り入れるようにしています。昔は玄米というと、圧力釜を使わないとおいしく炊けないといわれていましたが、最近は玄米炊きの機能がついた炊飯器が普及しているので、家庭用の電気炊飯器で充分おいしく炊けます。では、手順を追っておいしい玄米の炊き方を説明しましょう。お釜に玄米と好みの副穀物を入れ、よい水で一?二回ほど、やさしく洗います。白米のようにとぐ必要はありません。このとき洗いすぎると、大切な胚芽がとれてしまうので、優しく汚れを落とす程度にすることがポイントです。

 

玄米炊き機能のついた炊飯器には、玄米用の目盛りがついていますが、それよりも少し多めの水加減にすることをお勧めします。そして、最低でも三十分、できれば二時間ぐらい浸しておきます。このときの水も、よい水を使います。

 

私は炊く前に、テイースプーンに半分ぐらいの自然海塩を加えています。これはごはんにほんのりと塩味がついて食べやすくなるだけでなく、玄米成分をより引き出すのに役立ちます。後でまた詳しく述べますが、塩は血圧の上昇を招くので控えているという人が多いのですが、それは精製塩を使っているからなのです。自然海塩はミネラル分が豊富なうえ、血圧の上昇を招くこともありません。

 

いかがですか。白米と比べてちょっと浸す時間が長いくらいで、とくに手間がかかることがないことがおわかりいただけたと思います。残ったごはんは、 一日ぐらいなら炊飯器で保温しておいても、最近の炊飯器は気密性がよく酸化しにくいので大文夫です。 一日で食べきれない場合は、 一食分ずつラップや密閉容器に入れ、冷凍保存すると、鮮度を保つことができます。

 

その場合、解凍は電子レンジではなく、蒸し器で温めることをお勧めします。蒸したほうが、安全なうえふっくらとおいしく食べることができるからです。蒸すのが面倒だという人は、あらかじめおにぎりにしてから冷凍し、食べるときに焼きおにぎりにするとおいしく食べられます。チャーハンや雑炊にするなら、自然解凍してもいいでしょう。玄米食は長く続け、習慣にすることが大切です。白米食と玄米食とでは、腸相が違ってくることを念頭に、無理をせず、自分のライフスタイルにあわせた工夫をしてください。